河川水辺の国勢調査 植生図GISデータの作成と変換 - STEPnetwork 有限会社ステップネットワーク

河川水辺の国勢調査 植生図GISデータの作成と変換

河川水辺の国勢調査(といっても一般の方にはほとんど馴染みがないでしょうが...)の入出力システムが導入されたのは、平成12年か13年頃だったでしょうか。
調査マニュアルに示された多数の様式を一元的に管理できるという点では便利になったのかもしれませんが、お世辞にも使いやすいシステムとは言えず、たびたびバージョンアップされるのは良いけれど、新しいシステムでは古いデータが読めなかったりと、面倒な手間が増えたという側面も否めませんでした。
特に面倒なのが植生図データの入力。

調査地点とか写真撮影地点などはシステムから直接入力することができるのですが、植生図だけは他のGISソフトを用いて作成したデータを変換してシステムに読み込ませなければなりません。
行政サイドは、河川基盤地図ガイドライン(案) 第2.1版などという面倒な仕様を示すだけで、変換ツールなどは用意してくれませんから、この植生図データの作成は本当に面倒でした。

弊社では、平成13年よりこの植生図の作成、変換を行ってきました。
主に使用するソフトは、MapInfoおよびSIS MapManagerですが、shapeファイル等の変換も可能です。

090724_植生図GIS.jpg

それにしても厄介なのは、植生図のデータ形式は、河川版とダム湖版がある上に、平成18年に更新されたので、計4種類もあるということ。
新旧では属性が異なるので注意が必要ですが、最新の属性情報は下記にあります。
河川環境情報地図ガイドライン(案)第2.0版
ダム環境情報地図ガイドライン(案)第2.0版

ところで、弊社では植生図データの入力作業も承りますが、可能であれば、実際に調査された方が入力されるのがいちばん良いと思います。そうすれば、入力ミスも少ないですし、間違いにも気づきやすいですからね。
でもそうして入力されたGISデータの変換を依頼された場合、座標系の変換がうまくいかなくて苦労したりすることも多いので、入力作業から一貫して行った方がスムーズではあるのですが...

ちなみに、変換作業のみの場合の費用は、基本料金5万円(1メッシュ分含む)+1万円/メッシュです。

植生図だけでなく、河川調査(水域環境区分、水際部環境区分他)データの変換も可能ですし、逆方向の変換も可能ですので、ご相談下さい。


<余談>
もう一つGISの作業環境を混乱させたのが、従来の日本測地系(Tokyo Datum)から日本測地系2000(JGD2000)に移行したこと。
緯度・経度の値になぜズレが生じるかというと、地球が完全な球体じゃないために、座標系によって準拠した楕円体の形(地球に近似させた形)が異なるから。
座標系が移行するに伴い、本来ならば二次メッシュの位置もずらすべきなのでしょうが、混乱を避けるための暫定措置として、二次メッシュの位置は変わらず端点の座標値のみが変更されました。
現在では、新しい測地系の二次メッシュで区分したものもシステムに取り込めるようになりましたが、旧日本測地系データも選択できるようになっているため、かえって混乱を招いているように思います。

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